トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

イタリア旅行記

ぼくはこの10月末で約36年半勤務した会社を定年退職した。
人生の節目ということで、残っている有給休暇を使って10月1日から10月10日まで家内と次男とで「退職記念旅行」にイタリアに行ってきた。家内、次男とも同居しているが、二人とも自営業で、半年以上前から日程を調整してやっと実現することができた。
今回のイタリア旅行の感想を一言で言うと、予想を超えて大変良かった。
「予想」というのは4年前にパリを旅行したときのフランス人の無愛想な対応に辟易していたので、今回もそうではないかと思っていたが、イタリア人の対応はまったく違っていて、われわれ日本人には大変フレンドリーだった。また、食べ物もイタリアのほうが断然美味しいと思った(パリではろくな店にしか行かなかったこともあるが)。そして何といっても、歴史の古さ、風景の美しさがすばらしい。
わが良き友の皆様にもぜひ一度は訪ねていただきたいと思い、今回旅行した都市を順番に紹介する。

■ナポリ
今回の旅行はトゥッタ・イタリア(正式には株式会社リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー)というイタリア旅行専門の旅行会社が企画する「イタリア縦断!ナポリ・ローマ・フィレンッエ・ヴェネチア7泊9日フリープラン」というツアーにオプションとしてナポリの夜景見物、ローマでのバチカン博物館半日観光、ベネチアでのプライベート・ゴンドラ遊覧を加えたものだった。
10月1日深夜にエアーフランス機(今回はすべてエアーフランス)で羽田を出発し、パリで乗り換えてナポリのホテルに到着した時は羽田出発からから約21時間を要した(パリでの待ち合わせ時間が約5時間あったため)。飛行時間は羽田~パリ12.5時間、パリ~カポディキーノ空港(ナポリ)2.5時間くらい。
ナポリのホテルは「ルネッサンス・メディテラネオ」という今回の旅行では唯一の4ツ星ホテル(他はすべて3ツ星ホテル)だった。
場所はナポリ港に徒歩10分、サンタルチアに徒歩20分くらいの観光には絶好のロケーションだった(他のホテルもロケーションは最高だったが・・・)。
ホテルに到着したのは現地時間で午後2時30ごろだったがチェックインが待たされて昼食を予定していたピッツエリア「マリーノ」に到着したのは昼営業終了30分前前の3時半ごろになってしまい、あわててビールとピザを注文したのがイタリアでの初めての食事となったが、なかなか美味しいピザだった。その後サンタルチア地区を通っていったんホテルに帰り、午後7時にオプション・ツアーの「ナポリの夜景とピッツァ・ツアー」が始まった。ツアーといってもワゴン車1台で運転手兼ガイドのおじさんとわれわれ家族3人だけのミニツアーだ。
ナポリ中心地から車で20分程度南西にある高台から見たナポリの夜景は絶景ですばらしいものだった。
ナポリの夜景
1j時間ほどナポリの夜景を楽しんだ後連れて行ってもらったピッツェリアはサンタルチアの海岸通りに面したレストラン街の一角で、「卵城」のライトアップを見ながらの食事となったが、ピザもさることながら、野菜サラダは絶品だった。
卵城の夜景
翌日は、前の夜に見た卵城を登ることにした。12世紀に作られたという古城は確かに歴史を感じさせてくれたが、ここが昼間のナポリの景色を見るのに最高の場所だった。高さはせいぜい15階建てのビル程度だがナポリ湾に張り出していて、屋上に上るとさえぎるものが何もないのだ。
059_convert_20151020220217.jpg

卵城からベスビオ火山を望む

卵城見学の後はタクシーを拾って「スパッカ・ナポリ」へ。スパッカ・ナポリは昔のナポリ情緒漂う古い町で、教会が数多くあり、細い通りの両側には土産屋やピッツエリア、アイスクリーム屋、お菓子屋がびっしり並び、観光客であふれていた。
スパッカナポリ

一通りスパッカ・ナポリを散策後、お目当ての超有名ピッツエリア「ダ・ミケーレ」へ。
「ダ・ミケーレ」に到着して驚いた。午後2時半ごろというのに、店の前に100人はいようかという順番待ちの客が溢れているいるではないか。しかし、このピザを食べるためにはるばるナポリにやってきたこともあるので、覚悟を決めて順番を待つことにする。
順番を待つには店頭で店員から順番が記入されたポスト・イットを渡される。我々は35番(!)だった。
ダ・ミケーレ

待つこと2時間あまり、やっと我々は店内に入ることができた。ピザのメニューは「マルゲリータ」(トマトソースとモッツエリアチーズ)と「マリナーラ」(トマトソースと魚介類)の2種類のみで大きさは並、大、特大。ぼくと息子はマルゲリータの並、家内は「マリナーラ」の並を注文した。もちろんビールも。美味しかったかって?それは2時間以上待ったので美味しくない訳がない、ということは置いといて、正直、生地は薄い上にもちもちでトッピングも言うことなしで今まで食べたピザの中では最高だった。もう一度2時間待ちでも食べたいかと言われれば「?」ですが。もしこれから「ダ・ミケーレ」に行きたい方には開店10:00前に行かれることをお薦めする。

■ローマ
ナポリに2泊して、午前中にナポリからフレッチャ・ロッサ(イタリア版新幹線)にてローマに移動。1時間ほどの旅であっという間だった。ローマ・テルミニ駅徒歩5分のホテルに荷物を置き、さっそくフォロ・ロマーノ(古代ローマの遺跡群)とコロッセオ見学に。
フォロ・ロマーノ
コロッセオ

翌日、バチカン美術館半日観光のオプション・ツアーに参加。7:45にテルミニ駅から徒歩10分くらいの「マイバス」の営業所に集合し、日本人のガイドと日本人ばかりの団体で観光バスに乗り、約20分くらいでバチカン市国へ。バチカン美術館への入場は団体客優先で、個人で行くと入場券購入に1時間以上はかかると聞かされ(また、待っている人の列も見て)、この時ばかりはオプション・ツアーに参加して良かったと実感。もちろんバチカン美術館にはすんなり入場できた上、ガイドさんの説明も良くて満足。ただ見所が多すぎて、また歩く距離も相当あって、半日(といっても3時間弱?)でかなり疲れた。知識も教養のないぼくにとっては、ローマ法王庁はよくこれほどまでにお金と手間を注ぎ込んだなあという感じで、驚嘆はしたけど、あまり感動はしなかったというのが正直なところだった。なので、写真はたくさん撮ったけど、ここで紹介するのはサン・ピエトロ大聖堂のみ。
サン・ピエトロ大聖堂

午後はサン・ピエトロ大聖堂前の屋台でパニー二(生ハムをパンで挟んだ軽食)とビールで昼食を済ませ、タクシーでナヴォーナ広場へ。パンテオン、ソプラ・ミネルヴァ教会、トレヴィの泉を徒歩で回って、「ローマの休日」で有名なスペイン広場に着いた頃はヘトヘトに。
252_convert_20151024224705.jpg

■フィレンツェ
翌日は午前中にローマ・テルミニ駅からフレッチャ・アルジェト(前日乗ったフレッチャ・ロッサは「赤い矢」という意味で最高速度300km、フレッチャ・アルジェトは「銀の矢」という意味で最高速度250kmだそうだ)に乗ってフィレンツェ・サンタ・マリア・ノベッラ駅へ。
乗車時間1時間半は全く退屈しなかった。
フィレンツェのホテルはウフィツィ美術館まで徒歩3分くらいの場所にある「ルレ・ウフィツィ」という名前のホテルだったが入り口を探すのが大変で、近所の床屋の親父が親切にも教えてくれた。おそらく最初からホテルだったわけではなく、古い建物をホテルに改造したのだろうと思えるほどクラシックなホテルだった。
荷物を置いて最初に向かったのが、有名なドゥオーモ。ここのクーポラに登ってフィレンツェの街を一望するのが大きな目的だったので、早速実行。しかし、これが思った以上に大変で狭い463段の階段を多くの他の観光客とすれ違いあいながらの往復は苦行そのものだった。もちろん、展望台からのフィレンツェの景色はすばらしかったが。
281_convert_20151025172757.jpg

ドゥオーモのクーポラに登ったため疲れ果て、午後の観光はホテル近くのヴェッキオ橋付近を散策しただけ。でも、アルノ川の流れる風景は美しかったなあ。
アルノ川

翌日は、まずタクシーを拾ってアルノ川南側の丘にあるミケランジェロ広場へ。
ここからはアルノ川を挟んだフィレンツェが一望できて、景色を見るのならむしろドゥオーモに登るよりこちらがお薦め。というのも、ドゥオーモに登るエネルギーと時間でもう1、2箇所の観光スポットが回れたから。
ミケランジェロ公園

午後のメイン・イベントは「ウフィツィ美術館」観賞。
巨大な美術館なので足早に回って2時間半はかかったが、かの有名なボッティチェッリの「ビーナスの誕生」、「春」を見て満足。
337_convert_20151031155910.jpg

■ベネチア
翌日、前の日にホテルに頼んでおいたはずのタクシーがおらず、駅までの約2キロを30分かけて荷物を引きずりながら歩くといったハプニングはあったものの、何とか列車の出発時刻には間に合った。(フィレンツェは観光客の多さの割りにはタクシーが少なく、しかも午前中は10時ごろまで駅以外のタクシー乗り場にもいないので要注意。)
今度の列車は今回のイタリア・ツアーの特典として旅行会社が企画したもので、イタロ(やはり高速鉄道だが、「フレッチャ」のトレタニア社とは別の鉄道会社NTⅤ社の列車)の特等席(我々家族だけの個室)でベネチアまで2時間あまりの鉄道旅行をするというもので、この時ばかりはリッチな気分にさせてもらった。
ベネチアも駅(トレタニア・サンタ・ルチア駅)から至近のホテルに荷物を置いて、観光名所のリアルト橋方面へ散策。夕方5時にサン・マルコ広場近くでオプション・ツアーの一つだった「プライベート・ゴンドラ遊覧」へ。
ベネチア・ゴンドラ

一度は乗りたかったゴンドラだが、時間(30分程度)の割には高いよなあと思いつつ、ゴンドラを降りてサン・マルコ広場に戻る。
夕日が傾く広大な広場には大勢の人が行き交い、露店のカフェに集い、生演奏の音楽が流れる。我々もカフェに座り、白ワインを飲む。至福の時間だった。
サン・マルコ広場

翌日はいよいよ今回のイタリア旅行最後の日となったが、午前中ヴァポレット(海上バス)に乗って再度サン・マルコ広場へ。
前日歩いたコースとは別のコースでトレタレア・サンタ・ルチア駅を目指してゆっくり散歩。途中で「大同信組合」を見学したり、
お土産店を見たり。
ベネチア

午後はローマ広場からシャトルバスでマルコ・ポーロ空港へ。マルコ・ポーロ空港からベネチアに別れを告げ、再びシャルル・ドゴール空港を経由して翌日夕方無事帰国。

■まとめ
今回のイタリア旅行で感じたこと、考えたこと、これからイタリアに初めて行ってみようかという方へのミニ・アドバイスなど。

・イタリア語をNHKのラジオ講座で1年間ぐらい不真面目に勉強したけれど、ほとんど使い物にならず、ブロークン英語の方が役に 立ったので、英語力を強化したほうが早道だと思う。ただ唯一の例外はナポリのピッツェリア「ダ・ミケーレ」で順番を待った時、順 番が来るともらった整理券の番号で呼ばれるのだが、この時ばかりはイタリア語を勉強しておいて良かったと思ったので、数字だ けはその国の言語を学習した方がいいかも。ただ、知らない言語を学習することは楽しいものではあるが。
・ホテルはナポリだけ四ツ星でその他は三ツ星だったが、三ツ星のホテルでは重大ではないけれど必ずどこか不具合があったの  で、良いホテルを選ぶのに越したことはない。(日本のビジネスホテルは素晴らしい!)
・バチカン美術館は個人で行くよりオプション・ツアーで行ったほうが良いと思う。なぜなら団体はすぐ入れるが、個人は1時間以上 並ぶことになる。ガイドさんの案内も良かったし。フィレンツェのウフィツィ美術館もオプション・ツアーではないが、あらかじめ入場 券(入場時刻指定)を旅行会社に頼んでおいたので、スムーズに入ることができた。
・我々は「プライベート・ゴンドラ遊覧」というオプション・ツアーを選択したが、現地の日本人ガイドが乗り場に案内してくれただけな ので随分割高な料金となってしまった。ゴンドラ乗り場はサン・マルコ広場付近にはどこにでもあるし、料金も一隻100ユーロくらい なので個人で勝手に乗るほうが良い。
・今回は4都市を巡ったが、個人的に良かったのはフィレンツェ>ベネチア>ナポリ>ローマの順かな。フィレンツェはどこか京都に 共通するものがあって「おもてなし」度は最も高かったように思う。
・イタリア人は明らかに日本人よりも人生を楽しんでいて、幸せそうに見えるが、そこらじゅうにあるカトリック教会に囲まれて生活するのは窮屈ではないのかとも思う。
・帰国してつくづくと「日本は住みやすくて便利」だと思うが、そのことと幸福は別?
・今回、息子が大活躍してくれて(例えば各都市のグーグルマップを日本でスマホにダウンロードしてオフラインでも現地での自分 の位置がわかるようにするとか、ホテルやレストランで現地人と英語で交渉するとか)、「老いては子に従え」という諺を実感する ことになった。

まとまらない「まとめ」になってしまったが、今回はこのへんで。
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント

プロフィール

YUKI

Author:YUKI
■性別:男
■年齢:後期中年
■趣味:ネット、ゴルフ、マンガ、映画、読書、外国語
■好きなもの:自由、睡眠、酒、タバコ、ネコ

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード